Against the Storm 攻略 ~ 高難易度への足掛かり

私的攻略になります。

この記事はアーリーアクセスバージョン0.64.6準拠です。

アップデートによりゲームバランスが大幅に変更されている可能性があります。

ゲーム仕様やゲームの進め方などの記載があるため、ネタバレを含みます。

はじめに

ゲームに慣れてくると「どのようなシナジーを意識すればいいか」「種族ごとにどのようなアイテムを製造すればいいか」「名声を効率よく稼ぐにはどうするか」などということが徐々に分かるようになってくる。

難易度によって攻略で使える要素には幅があるが、高難易度で通用する要素は低難易度に適用するとさらに入植地完成までの速度を速める可能性がある。

何度も繰り返し入植していく必要があるため、少しでも覚えておくと色々なことに使えるだろう。

高難度と低難度の違い

大きく違うのは「森の敵意の上昇率」と「嵐によるデバフの致命的度」になる。

森の敵意上昇率

最初から選べる難易度で一番難しい難易度は「総督」難易度であるが、この難易度は最低難易度の「入植者」と比べると森の敵意や嵐時のデバフに雲泥の差がある。

入植者や開拓者の難易度では年数経過や空き地の発見では大きく敵意は増えないが、総督難易度ではかなり大きく上がる。最も顕著なのは木こりの人数による上昇になる。

高難易度では年数経過による敵意の上昇が無視できないレベルになるので早い段階から高い士気による名声上昇を意識する必要が出てくる。

嵐時のデバフ効果

嵐時のデバフ効果は難易度が高いほど低レベルから致命的な効果が出てくるようになる。総督難易度で木こりを6人運用するとそれだけで敵意レベルが3まで上がったりすので嵐の時には木こりのキャンプを休止状態にするなど木こりの数で敵意レベルの調整をしないとかなり厳しい。

また、高レベルの敵意で発生するデバフはかなり致命的なものが多い上、回避するのに必要な要求も高度になることが多い(高級食料や娯楽などのサービスが無いと回避不能など)

高難易度に挑むのはいつからが良いか

この辺は人の好みにもよるが、チュートリアル終了直後では「開拓者」または高難易度でも「熟練者」難易度に留めておく方がプレイしやすい。いきなり「総督」難易度でやりたい場合はなるべくワールドマップ上で有利な効果が受けられる場所からスタートしたほうがいい。

  • レベルアップによる報酬
  • プレイ実績による報酬
  • アップグレード購入の恩恵

これらを利用していくとステージ攻略にかかるプレイ時間がどんどん短縮され繰り返しプレイでもかなりプレイ感覚は変わってくる。

レベルアップによる報酬

入植地の完成または完成前の敗北によって経験値が得られ、それによってプレイヤーのレベルが上昇する。レベルアップ時には最初から使える設備が追加されたり恒久的なパッシブ効果が増えたりする。

レベル初期値のまま進めることは不可能なので無理に最初から高難易度にこだわる必要が無いという理由はここにある。繰り返しプレイでいくらでもレベルアップできるので、例えばレベル初期値とレベル10では最初から使える設備やパッシブ効果にかなり差が出る。

さらにレベルが上がっていくと使用可能な設備の他に種族のアンロックが行われる。基本3種族である「人間」「ビーバー」「リザード」はベーシックな種族であり、追加の種族は運用を間違うと自分の首を絞める結果にもなりやすい。自分のプレイスタイルによって徴用する種族を選ぶのも良いし、普段使わない種族を使って新たなプレイスタイルを模索するのも良いだろう。

アップグレード購入による恩恵

アップグレード購入はチュートリアルで最初の1個目を取る以外は無視することも可能

アップグレードによりプレイ感覚が大きく変わってくるのは以下の通り。

  • 入植地ステージの選択時に選べる資源や種族選択のバランス幅
    • 単純に最初は選べなかった資源や種族が選べるようになる
    • 選べる資源が増えたことにより持ち込み資源に振られているポイントが足りなくなるが、これもアップグレードの購入で持ち込み資源選択時のポイント上限が恒久的に増やせる
  • ステージ攻略時に効果を発揮する様々な恒久パッシブ効果
    • 住人の移動速度アップや交易所を訪れる商人の時間間隔の短縮等が含まれる
    • 1つ効果量は少ないが同じ効果を複数個とることで効果が累積加算される
  • 交易ルートの構築
    • ここが早期に取れるアップグレードで最もインパクトが大きい
    • 商人との取引通貨である「琥珀」を直接増やせる
    • 不要なものを送り琥珀やその他のアイテムを得る

高度なアップグレード内容に関しては高難度ステージを突破しないとアップグレード購入に必要なトークンが得られない場合がある。

プレイ実績による報酬

プレイ実績による報酬は入手せず全て無視することも可能

プレイヤー経験値だったりプレイヤーの住居(スモルダリング・シティの画面で行ける)がアンロックされたりする。

無視してもいいがレベルを早く上げたいのであれば実績はなるべく入手するのがいい。

高難度プレイのポイント

レベルが高い場合はそもそも初期状態で建築可能な設備が多い。この状態とレベル1ではかなり変わるが、やることは特に変わらない。

有利な環境バフを最大限味方につける

雨季の間に何かするとメリットがあるバフが沢山ある。例えば

  • 雨季の間に危険(または禁断)な空き地イベントをクリアすると名声+0.5
  • 雨季の間の採取効率2倍

また、バイオームによって追加の特色があります。ロイヤルウッドランドは木がたくさん集まり、マーシュランドは巨大採取ノードが見つかりやすいです。

修正器の有利バフを味方につける

究極の効率をもたらすのは修正器のバフ効果です。初期に配置されている可能性があるものは少ないですが、味方につけることで驚くほど楽にプレイ可能になります。

  • 王国の前哨地:女王からの指令の選択肢が1つ増える
    • 普段2つから1つ選ぶことが多いですがこれによって3つから1つ選ぶことが可能になります
  • 監視塔:空き地または危険な空き地の発見による森の敵意の上昇が無くなる
    • 危険なイベントがほぼない小さな空き地の開拓し放題になるので銛を切り拓くのが非常に簡単になる
    • 危険な空き地を多く開けても敵意を低く抑えられるのでイベントによる名声上昇の恩恵を受けやすい

等があります。修正器はデバフ効果の代わりに報酬に追加されるといった内容を持つものもあるので、効果については吟味が必要です。

基本は危険な空き地を多く開けてイベントクリアの名声で稼ぐ

高難易度では森の敵意レベルが上がりやすいため、短期決戦であればあるほど有利です。つまり1回のイベントで多くの名声ポイントがもらえる危険な空き地を多く処理するほど有利と言えます。

5~6年目くらいでクリアに必要な名声イベントをほぼ稼ぎ終わり、

農業はほどほどに

農業は1年に1回しか収穫が出来ないため、速攻プレイにはあまり向きません。必要な素材を集めて納品する必要がある場合であっても石を集めて物資箱をこじ開け、中身を納品といったスタイルの方が早い場合があります。

交易をうまく使う

交易所を建築すると定期的に開拓地を訪れてくれる商人たちは様々場物資の他に建築物のレシピやバフ効果の販売も行っています。

食べ物を買う

森を高速で切り開く必要があるため食料の採取をほぼせずにイベント処理だけを行うようになると食料が不足します。物資箱のこじ開けで得たアイテムを物々交換で取引して食料を大量に得るのも良い手です。

高速呼びつけでレシピやアイテムガチャ

商人ごとに何を売ってくれるかはある程度傾向がありますが、それ以外の物品はランダムなので目当てのアイテムがあれば呼びつけを行い素早く吟味するのも良い手です。

お金が沢山あれば女王への貢ぎ物を購入して名声値も貯められます。

森の怒りレベルの管理をしっかりと行う

木こりの人数でコントロール

木こりの人数が多いほど敵意が上がります。木こり一人当たりいくつ上がるかは難易度やその他の条件によって変わりますが森の敵意レベルを見ると計算可能です。

特に嵐の時期では高い敵意レベルのままだと強烈なデバフを受けてしまうので、高難易度で森の敵意レベルが上がりすぎてしまわないように適切な木こりの人数に抑える必要があります。

女王の怒りでコントロール

森の敵意数値は女王の怒りレベルで減ります。怒りのレベル1あたりいくつ減るかは難易度やバフ効果などにも影響されますのでいくら減るかはステージ開始時に最初に確認すると良いでしょう。

商人の呼び出しで任意のタイミングで女王の怒りを上げる

商人は呼びつけることで素早く来訪しますがデメリットもあり女王の怒りが溜まります。

これを利用することで女王の怒りレベルを一定の水準に保つことができます。名声1獲得毎に女王の怒りレベルが1減りますが、ギリギリのラインを攻めていると女王の怒りが減少したタイミングで森の敵意レベルが上がってしまい、嵐のデバフが増えて住人の士気がマイナスに突入してしまうこともあります。

過度にやりすぎても無駄になる場合がありますが、有効に利用しましょう。

嵐の季節では商人が訪れないため、呼び出しは利用できません。

住人を受け入れ過ぎない

森の敵意は入植地に住む住人の人数1人毎に加算されます。

毎年雨季のはじめ(ステージ開始直後は来ないので2年目から)に住人がやってきて受け入れるかどうか決めることができます。この住人受け入れ人数は経過年数が増えるほど増える傾向がありますが、毎回即座に受け入れていると人があふれ、いたずらに森の敵意が上がってしまいます。

小さな空き地を無駄に開け過ぎない

危険な空き地はマイナス効果を含むイベントが置かれていることが多いですが、これを避けて小さな空き地だけを開けていると名声ポイントが足りなくなる場合があります。

小さな空き地よりも危険な空き地の方が得られるものが多いため、イベントが失敗する可能性はないとも言えませんが危険な空き地にチャレンジする勇気を持つことも大事です。

高い士気による名声ポイントの加算を意識する

えこひいきを使って名声ポイントを早期に蓄積し始める

えこひいきには「対象の種族の士気が5増加」「対象以外の種族の士気が5減少」の効果があります。

初期士気の低い種族と人間またはビーバーの組み合わせの場合、1年目~2年目くらいであれば森の敵意レベルも高くないためえこひいきによる士気の上昇で高い士気が維持でき、供儀による敵意レベルの低下を行わずとも名声ポイントの蓄積ができます。

人間やビーバーは初期士気が高くそれ以外の種族にえこひいきを行っても簡単に士気はマイナスになりません。有効に利用して早期に名声ポイントの蓄積を行いましょう。

供犠による敵意レベルの減少を行い、高い士気を維持する

木材もしくは石炭を供犠に使用すると森の敵意数値を減らせます。

敵意レベルを下げることも可能なので、森の敵意による士気の低下量を減らし、各種族の要求を満たしたことによる士気の加算を最大限に活かすことができます。

クリアさえしてしまえば残りの資源は気にしなくても良いため、嵐以外の季節で供犠を行いクリアまでの残り名声値2~3ポイントを一気に稼ぐ際に利用するといいです。

焚火レベルの上昇で士気を上げる

各種族の要求を満たす以外ではランダムなイベントやバフ以外に恒久的な士気の上昇手段は多くありません。

焚火レベルの上昇はその中でも数少ない手段なので必要な装飾を置いて士気上昇につなげる価値はあります。

雨水を有効に利用する

雨水エンジンに利用するのがメインと思いがちですが、他にも利用方法はあります。

最初は何に使うかよくわからない雨水は生産施設の材料として使用できるものもあり、雨水を材料にする生産施設を建築していない段階から雨水をためておくことで中盤以降のゲーム進行ペースをスムーズにすることができます。

  • レンガ小屋
    • 雨水から「結晶化した露」を作り、銅の延べ棒の代用として利用可能
    • 「結晶化した露」は銅の延べ棒の代用品候補として設定されている場合が多く、道具類の作成や樽の作成などに利用可能
  • 茶屋
    • お茶の作成に利用可能
  • 野外厨房、大衆食堂
    • お粥の作成に利用可能

上記以外にも雨水を利用する生産施設やイベントが存在するため、早めに雨水回収小屋を建てておくとよいでしょう。

雨水エンジンに雨水を利用しなければ基本的にエンジン由来のブライトロットの発生はありません。ただしデバフの種類によっては雨水を材料に生産物の生産をしただけでブライトロットが発生する可能性もあるため、デバフ内容には注意しましょう。

交易ルートにより不足する物品を補う

アップグレードの購入により交易ルートをアンロックした場合、交易ルートによってその周期で完了した入植地や女王の都市と交易が可能です。

取引相手が求める内容の物品を納品することにより、見返りとして物品を受け取れます。

余剰なアイテムを取引に出して琥珀にしたり、現在の入植地で採取できないアイテムを得たりと様々な利用法があります。

おわりに

高難度でのプレイは気軽さが減る代わりに達成感はひとしおになる。アップグレードの購入に使用するトークンも多くもらえるため、何事も経験と思ってチャレンジしてみてほしい。

高難度で苦戦した後であれば低難易度が天国に感じられるかもしれない。高難易度で利用したテクニックを利用して低難易度をスピードクリアし、その時に得た経験で高難度にチャレンジするのも良いです。

繰り返し何度も遊べるゲームであるため、上達が感じられればさらに次のステップと思う場面もあるはずです。