Manor Lords 攻略 ~ 立ち上げからお金集めまで

私的攻略になります。
アーリーアクセスバージョン0.7.955準拠です。

今後のアップデートによりバランスが大幅に変わる可能性があります。

ネタバレを含みます。

はじめに

このゲームはコロニーシムの系列であるが、街の発展にはお金が必要になる場面が多い。よりよいまちづくりをする以外にもお金には用途があるため町の発展を軌道に乗せてお金を貯めていく部分の記載をしていく。

最序盤~発展レベル1上昇まで

最初は5組の家族と牛1頭、更に木材や食料などすぐに住民が飢えて死なない程度の資源を持った状態でスタートする。

建築にはなにかと木材が必要なのだが最初から若干の計画性が必要。

何から建てるか

最初から建てられる建築物が多い。迷ったらこれというものがあるので優先度別に記載していく。

  1. 伐採場:木を伐採して木材を得る
  2. 木こりの小屋:木を伐採して薪を得る
  3. 倉庫、食料庫
  4. 採集者の小屋
  5. 狩猟の野営地
  6. 井戸
  7. 住宅

まず最優先で建築したいのは伐採場。最初からある木材には限りがあり、住民は伐採場なしには木を伐採できない。更に伐採場の建築にも木材が必要なので先に住居などで木材を使い果たしてしまうとせっかく作った建物を解体して木材に還元しなければならなくなる。

優先すべきは木、食、牛

住人が最低限の暮らしをする上では水、食料、家、そして燃料が必要になる。

伐採場で建築に必要な木材を確保したら徐々に建築を進めていく。ただし木材は丸太の状態で運ばれるのだがこの丸太の運搬には牛が必要。牛は最初一頭だけなので牛の取り合いになりがち。伐採場の建築と並行して杭の新設を進めて牛の購入を真っ先にするのもいいだろう。

食料に関しては狩猟と採取の他に農業があるが、このゲームの農業は連作障害による肥沃度の低下があるため輪作により毎年異なる作物を育てたり休耕地にして肥沃度の回復を待つ必要がある。

木材と燃料と食料が確保できる体制になったら徐々に住居を作っていく。

住居あれこれ

住居は大きさによっていろいろな形態になる。

  • 1家族が住める家のみ
  • 2家族が住める拡張余地のある家
  • 1家族が住める家と拡張可能な裏庭
  • 2家族が住める拡張余地のある家と拡張可能な裏庭

裏庭を有効に活用するには2家族が住める家にするのが望ましいが、この辺は利用の仕方によって変わるので色々試すのが良い。

裏庭を有効に使う

裏庭では様々なことができる。食料を独自に調達出来たり生皮の生産したりと多岐に渡る。住居レベルが上がるとさらにできることが増える。

  • 菜園:野菜の栽培に必要な畑を設置し秋に収穫する
  • リンゴ栽培:パークによるアンロックが必要、完全に成長するまでに3年かかる
  • 鶏飼育:少量の卵を継続的に入手する
  • 山羊飼育:生皮を継続的に入手する

鶏の飼育以外は結構手がかかるのか職場と裏庭の作業のどちらも時間がかかる場合は十分に機能しない場合がある。広い裏庭のスペースを使う場合は2家族に拡張した状態で使うのが良い。2家族が住んでいれば余力が生まれやすいので裏庭の生産効率も上がる。

仕事の割り振り

仕事の割り振りは1家族単位で行う。必然的に2人家族(子供なし)と3人以上の家族(子供あり)では労働力が異なる。ただしどの家族をどの職場に割り当てるかといったことはできない。

仕事が割り振られていない家族は建築が必要になると建築員として作業する。また牛の誘導も行う。

人を増やす

住民の数は領地内の好感度が50%以上の場合にランダムで移民がやってきて村に住み着いて増えていきます。このため人を増やしたい場合は住居を余分に用意しておくといいでしょう。

50%到達に必要な事柄

基本的に住民の家に必要なものを行き渡らせていけばいい。食料の種類が豊富であれば教会を建てる前から50%超えも可能ではある。

教会を建てておけば基本的に50%超えは容易。

人の増やし過ぎに注意

労働力が必要→人を増やす→人口維持のための食料や燃料が増加→食料や燃料が不足して捻出のために更に労働力が必要

このような負のサイクルが発生しないように住人の数のコントロールはしっかり行いましょう。人を増やしたくない場合には家を余分に作らなければいいので維持できる人口数に合わせた領地開発を行いましょう。

街の発展レベルを上げていく

レベル2住宅が出来るようになれば徐々に街の発展レベルも上げられるようになる。人口と生活必需品の消費バランスを見ながら発展を続けていく。

パークの割り振りによって有利に展開する

パークは大きく4つに分かれている。足りない部分を補う運用よりも、土地の強みをさらに伸ばすやり方の方が強く作用しやすい。

  • 農業と裏庭
    • 農場主の家の作業効率強化やパン作成の強化ルート
    • 裏庭で育てられる作物の追加や畑で栽培可能な作物の追加
  • 狩猟と採集
    • 狩人の野営地の生産効率アップやベリー採集の効率アップ
  • 交易と市場
    • 交易所の交易ルート金額の低下や交易所での購入額に付与される関税の撤廃
  • 採掘と武具生産
    • 豊富な採掘ノードの無限採掘化と木炭生産のアンロック
    • より強力な防具生産のアンロック

個人的に特に強力だと思うのは関税の撤廃。デフォルトの購入額は売却額+10の値段がつけられているが、この+10を撤廃することができるため非常に購入が楽になる。このゲームの市場経済は全ての領地で共有されるため領地で特定のアイテムを売りつづけて価格を暴落させると他の領地でもその価格が反映される。売買に手数料がかからないので領地間でお金を移動したい場合にはこれが有効だったりする。

地域通貨と国庫

このゲームには通貨が2種類あります。住民たちが交易や裏庭開発などでやり取りする専用の地域通貨と領主が使えるお金の国庫です。

  1. 交易や領地の発展で地域通貨が溜まる
  2. 地域通貨の一部を税として国庫に蓄積する
  3. 国庫にあるお金で領地全体を管理

このようなサイクルで地域通貨と国庫を効率的に増やしていきます。国庫は主に傭兵の雇用と入植支度金と外交費用に使用します。

地域通貨は交易所の売買の他、家畜購入や裏庭拡張で使用するため序盤程消費機会が多いと思います。地域通貨も国庫もどちらも大事で共にすっからかんでは思うように開発は進められないので余裕を持って開発していきましょう。

邸宅を建てる

邸宅は領主の館です。邸宅では税の管理ができます。また邸宅が建つと従者の戦闘部隊が自動で追加されます。従者部隊はデフォルトは5人ですが国庫からお金を払うことで人数を増やせます。

税の管理:地域通貨から取り立てる

領内の保有する地域通貨から毎月指定した割合を国庫に納入します。割合を高めるほど領内の好感度が下がるので好感度が下がり過ぎないように調整する必要があります。また地域通貨に余裕がない場合(50以下など)は設定しても微々たるものなので0%のままでも問題ありません。

交易などで200以上の地域通貨が溜まってきたら徐々に設定して国庫を増やすといいでしょう。

税の管理:地域からの寄付で影響力を高める

「十分の一税」という項目がこれになります。設定した領地の保有する食料を指定した割合寄付し、寄付した数値に応じた「影響力」を得ます。戦闘なしで影響力を増やすためにはこれを利用する以外にありません。

ゲームの後半になると山賊など気軽に戦える相手が少なくなるため利用機会が増えます。

邸宅のオプション建築

従者の人数上限が増える建物は立てておくといいです。後は基本的に見栄えだけなので

機能的にはあってもなくても問題ありません。迎撃用の櫓などもありますが、邸宅が狙われるような段階では街の被害は甚大になっているので悠長すぎると思います。

民兵を組織して山賊狩りをする

従者部隊が出来てからでも構わないと思いますが、民兵だけでも山賊狩りは行えます。山賊はキャンプを根城にしていて敵対する部隊が近づくと迎撃しに近寄ってきます。

山賊狩りでお金と影響力を得る

山賊との戦闘に勝利すると影響力が得られます。無人になった山賊のキャンプの周囲に味方部隊を送り込む(キャンプの周囲を右クリックで移動先に指定する)とキャンプを潰して略奪したアイテムと共にお金を入手できます。

お金は最寄りの領地の地域通貨に回すか国庫に納めるか選ぶことができます。最初は国庫に納めて山賊狩りを傭兵に任せるのもいいと思います。民兵の犠牲をいとわないのであれば地域通貨に入れて街の発展に使うのが良いでしょう。

山賊狩りの影響力は無視できないシナリオがある

シナリオ「平和の修復」においては山賊狩りは非常に重要なポイントになります。全く山賊狩りを行わない場合はNPC領主が傭兵を差し向けて倒してしまうのですが、山賊を倒した領主には影響力が付与されるのでNPC領主が山賊を倒し続けるとどんどん領地を拡大されてしまいます。

平和の修復ではすべてのNPC領地を自領地にするのがクリア条件となるため敵領主に領地を取られることは戦争する回数が多くなり敵領地を併合するための影響力も多く必要になります。

戦闘のポイント

1つの戦闘部隊では正面からぶつかるしかないが、1つの戦闘部隊を2つに分ければこれまで出来なかった部隊運用が可能になる。

寄り戦闘が有利になれば味方の受ける被害も減り相手の士気もくじきやすくなるので覚えておくと便利。

基本は挟撃と側面攻撃

2つ以上の部隊で戦闘を行う際には挟撃できるようにすると相手の戦闘効率を大幅に削ぐことができる。

1部隊は敵部隊を正面から受け、もう1部隊は敵を回り込んで側面または後ろから接敵して攻撃を加えるといったやり方がオーソドックス。運用に慣れればV字陣形で敵を飲み込みように接敵してそのまま包囲してしまうこともできる。

背後からの攻撃は盾で防げないので盾を持っている敵であっても有利に攻撃できる。

敵が複数部隊いる場合は陽動や挟撃に注意する

敵のAIもそこそこ賢いので弱い部隊を狙ってきたり陽動をかけたりする場合がある。敵部隊が複数いる場合は味方部隊が挟撃されないように注意する必要がある。槍と盾のみの初期装備の民兵は脆いので挟撃されるとあっさり壊滅する。

弓兵だけの部隊で戦闘は厳禁

パッチにより現在のバージョンでは弓兵の攻撃力は低めに設定されている。正面からの攻撃はほぼ通らないと思っていい。さらに弓兵は近接攻撃にさらされるとあっさり潰走するので弓兵だけの傭兵部隊を雇って傭兵だけで山賊狩りをしに行ってもあっさり負ける。

弓兵は後ろまたは側面から攻撃をして敵部隊の戦闘効率を遠距離から下げるのが主な役割になっているので現状ではメイン火力というよりもサポート役といった部分が強いと感じる。

民兵をこの運用にすれば接敵されなければ攻撃にさらされることもないので便利に運用は可能。ただし接敵されると戦死者が出やすい部隊なので運用には注意が必要。

本格的なお金集め

交易所を利用する。

  1. 売値の高い売却に適したアイテムを町で生産する
  2. 交易所で売却用アイテムを売り地域資産を増やす
  3. 邸宅の税金によって町の地域資産を国庫へ変換する

交易所を利用して同じアイテムをずっと売却していると値崩れを起こして最終的に売却額が1になる。こうなる前に基本的に売却アイテムを切り替えて売値が元に戻るのを待つ。

売却向けのアイテム

  • 小さい盾
  • 木製ツール
  • 大きな盾
  • 道具
  • 長槍
  • 木炭
  • 屋根材
  • 鉄板
  • 鉄鉱石

屋根材は1個8で売れるので非常に良い商材。わざと暴落させることで物流拠点で他の町に板や皮など集めやすいアイテムと交換で屋根材を大量に送り込むこともできます。

最序盤から売る場合の売却向けアイテム
  • 小さい盾
  • 鉄鉱石、粘土、石
    • 豊富な資源ノードかつ深部採掘のパークを取得する前提

ベリーは売却にも向きますが1年目から売るのに適しているとは言えない。何故なら一年目はとにかく物資が不足するので取れるだけ食料は取っておいて冬に備えたほうがよく、食料が無いからと人口を増やせないのはかなりのロスになる。

おわりに

序盤はひたすら人数が少ないので10家族程度まで増えるまでが労働力が少なく厳しく感じるだろう。お金も人もない中でどうやって山賊を倒して影響力を高めるかは戦闘のあるシナリオではかなり重要な部分を占める。

戦闘を見たり街の面倒を見たりととても忙しいのだが、これがこのゲームのリアルタイム性でもあるので慣れるととどのように部隊配置しておくかといった余裕も生まれてくる。

兵糧が尽きてしまっては意味が無いので民兵を運用する場合には招集のタイミングを農繁期からずらすなど工夫のしどころともいえる。