Against the Storm 攻略 ~ 紹介編

Against the Stormの紹介をしようと思う。

このゲームは今のところ(2023/11/29現在)、アーリーアクセス終盤でありそろそろ正式版になる予定のシティビルダーゲームである。

ゲーム内容にかかわる部分の記載があるため、ネタバレを含みます。

はじめに

このゲームはRTSであり、その中でも神視点で住人に指示を出して街づくりを進めるシティビルダーに当たるゲームである。

まったり自由にやる感じではなく、規定のタスク消化をこなして進めるタイプ。近いものだとフロストパンクが該当するが、ゲームの区切りは短く気軽に進められる。

シティビルダー系ではかなり出来がいいゲームだと思う。

世界観

背景に重厚なストーリーはそこまでない。導入としては「プレイヤーは総督となり女王の治める領土を入植者向けに開拓していく」というものしかない。どんないきさつがあって開拓することになったのかなどは特に説明されない。

また、このゲームには開拓することで自然の驚異が立ちはだかって来るが、それに対する説明もふんわりしていて特に説明はない。

ストーリーに重きを置いたゲームではなく、とにかく当たれられた小目標に向かってどんどん開拓していくといったゲームになる。どちらかというと受動的なプレイになるゲーム。

ゲームシステム

入植地とスモルダリング・シティ

シティビルダーとしてのゲームは入植地の開拓によって進行する。最初はチュートリアルなので有無を言わさずゲームが開始される。

1つ目のチュートリアルステージをクリアすると2つ目のチュートリアルステージへ進むがここで気づくことがある。

  • ステージ開始時に開拓状況がリセットされ最初からスタートになる
  • 初期住人の人数や種族配分が異なる

これは2つ目のチュートリアルステージをクリアすればわかることではあるが、このゲームのステージはワールドマップ上を細かく分けた区画1つを選んでそこで入植地を開拓するというものである。

女王の直轄地として「スモルダリング・シティ」があるが、ここではステージクリアまたは敗北した内容によって毎回報酬(一種のトークン)などが与えられ、パークシステムのように恒久的な恩恵をトークンによって購入可能となっている。

  1. ワールドマップから選択可能な区画(ステージ)を選んで入植開始
  2. 選んだステージで開拓進めてステージクリアする
  3. ワールドマップに戻り「スモルダリング・シティ」で次の入植に向けた準備
  4. 1に戻る

といったサイクルを繰り返す。

時間の経過と季節と周期

入植地の開拓を行う間、時間とともに季節も変化します。季節は主に「雨季」「乾季」「嵐」があり、雨季と乾季はデメリットがほぼありません。「嵐」は自然の驚異の一種であり、住人に士気低下などのデメリットがあります。

入植血の開拓は季節のサイクルが1巡すると年数として時間が加算されて行き、ステージクリア時にクリアまでにかかった年数がワールドマップ上で確認可能な「周期ゲージ」に加算されます。

周期ゲージが最大まで溜まるとその周期ではもう入植を進めることができなくなり、周期の清算に移しまた新しい周期が始まります。

名声と女王の怒り

ゲームの倍部分を占めるステージでの開拓は、画面下部にある名声と女王の怒りゲージによってステージクリアまたは敗北が決まります。

  • 敗北条件:女王ゲージが最大まで溜まる
    • 女王ゲージは時間経過とともに蓄積されます
    • ステージ難易度によってゲージの溜まる速度は変動
  • クリア条件:名声ゲージが最大まで溜まる
    • 女王からの指令を達成するたびに報酬として増えます
      • 司令を達成すると女王の怒りゲージの減少など他にもメリットがあります
      • 指令の達成が主に名声ゲージを貯める手段になります
    • 住人の幸福度を上げることで士気が高まると時間とともに少しずつ名声が増えます

森の敵意

開拓を進めていくと森の敵意ゲージが増加していきます。ゲージが溜まると敵意レベルが上昇し、住人の活動にデメリット効果が表れる他、嵐のデメリット効果も大きくなる場合があります。

敵意ゲージは時間経過でもわずかに増えていくため、敵意レベルが溜まりすぎる前にステージをクリアしていく必要があります。

空地

開拓ステージには空き地があり、最初は霧で覆われていて何があるかわかりません。入植地を広げて空地の周囲の木を伐採すると霧が晴れて空地の内容が明らかになります。

空地ではイベントが用意されていることもありますが、デメリット付きのイベントも多くあります。イベントが見つかったらすぐに内容を確認し、デメリットがあるイベントは早めに終了させて被害を減らすのが良いでしょう。

生産施設

ステージ開始直後から使用可能な生産施設は限られていて、高度な生産施設はステージ進行によりアンロック可能です。

ステージ進行によってアンロックした生産施設はステージクリアするとまたアンロック状態に戻ります。

毎回同じ施設がベストなタイミングでアンロックできるとは限りません。毎回同じ展開にはならないところが飽きさせない要素になっています。

ゲームの目標

封印と呼ばれるものがあり、これが嵐(ブライトストーム)に対抗しうるものとして説明されます。

ワールドマップ上には封印の地がいくつかあり、開拓を進めてワールドマップ内の未知の領域を明らかにし、封印の地に辿り着いて封印を強化することでブライトストームが来る周期を延長できます。

1つの周期が終了する時間が延長されることで、より多くの開拓地を開拓できるようになるためより高度なゲームプレイが楽しめるようになります。

封印の種類もいくつかありますが、当面の目標は最低ランクの封印を強化することが目標になるでしょう。

何度も最初から開拓を楽しめるゲームではありますが、毎回リセットされるのが嫌になることもあるかもしれません。

おわりに

シティビルダー系にローグライト要素を組み込んだゲームは他にもあるが、このゲームはかなり練られていると感じられる。

ゲームクリアが一見するとかなり遠そうに見えるので、明確に「こうしたら一旦の区切りがつきますよ」といった目標を与えるのも良いと思う。

ローグライクゲームシレントルネコの大冒険など)でもダンジョンクリアによってストーリーが進行し、メインストーリーが終わってもまだまだ遊べる内容が多くあることが多い。ローグライト要素としてこのゲームも似たような仕組みは既にあるため、ストーリーの区切りがどのように展開されるかは楽しみである。