Medieval Dynasty 攻略~紹介編

Medieval Dynastyの紹介をしていこうと思う。

このゲームは私の2021年ベスト5に入るゲームだと思っている。

どんなゲームか

Medieval Dynastyは、オープンワールドのクラフトサバイバルと自分だけの村づくりが楽しめる1人称/3人称の3Dアクションゲームである。

操作するキャラクターのキャラクリなどはなく、すぐ始められる。

プレイヤーキャラである主人公は戦争で生家を焼け出され、一人で彷徨ってゲームの舞台となる「谷」にようやくたどり着いた来訪者である。

「谷」にはその土地を管理する「カステラン」と呼ばれる地主がおり、地主から色々話を聞き「谷」に住む許可を得て自分で村を作っても良い、ただし税金は払うようにという流れで始まる。

裸一貫かつほぼ無一文からスタートするため、木を切って家を作る段階すら自力でやらなければならないあたりはクラフトサバイバルの雰囲気がとても感じられる。四季があるため春夏秋は軽装でも構わないが、冬は凍えるほどの寒さなので防寒具無しではまともに外に出られない状態になる。四季の変化を楽しみつつ、厳しい冬を乗り越えるための準備をしなければならないというのはサバイバル感の向上に一役買っている。

自分の村を作る過程で人手が必要になる場合は、NPC村に行けば勧誘待ちの住人候補がいる。住人にももちろん家が必要なので自分の家だけでなく住人の家も作らなければならないが、住人が増えれば住人に職場で仕事をしてもらうことでゲームを進めるのに必要な資源や食料をとってきてもらうことができる。

住人を増やし、自分の村を発展させていく過程を楽しむゲームである。ちなみに終わりは特にない。エンディング的なものも特になく、自分で目標を立ててプレイするゲームとなる。

 

ゲームシステム

サバイバル関連

サバイバルクラフトの名の通り、空腹と渇きのシステムもあり、食料と水はどちらか不足すると時間とともに体力が減って死んでしまう。

プレイヤーは主人公の「体力」「スタミナ」「空腹」「渇き」を常に意識しなければならない。

昼夜の概念もあり、時間とともに明るくなったり夜になったりする。

 

建築関連

建築はパーツを自由に組み合わせていくタイプではない。

あらかじめ決まったサイズ・形の建物を作る。建築用のツールであるハンマーを手に持ち、建築作業を行うパーツに向かってトンテンカンとすると、所持品の中から素材を消費してパーツが組みあがり最終的に建物が完成する。

土台を置く場所や向きは自分で自由に決められるが、険しい斜面だったり凸凹が多すぎる場所には建築できない。また、切り株や岩などの障害物があっても建築できない。更にNPCが生活する村の近くには建築できない。NPC村の外周を自分の村の建築物でとり囲んで乗っ取るような感じの建築はできない。

家に関してはパーツのエディットが出来、素材によって見た目や家自体の品質も変わる。頑丈な素材で作れば作るほど良い家になる。良い家にNPCを住まわせると住人が喜ぶ。

 

住人関連

このゲーム最大の特徴だと思う部分である。

職場となる建築物(木こり用の職場、狩人用の職場、農業用の職場などがある)を建て、住人をそこに配置し仕事の内容を設定すると住人が仕事の指示通りに働く。

自分の村の村長である主人公は極端な話をすれば最終的に指示を出しているだけでガッポガッポ稼げる。

住人には家が必要だが、家以外にも必要なものがある。

食料、水、燃料用の木材の3つが必要になる。一人当たりが毎日一定量必要とするため、闇雲に人を増やし過ぎると資源が枯渇してしまい食うや食わずの毎日が始まってしまう。

住人は必要なものが足りないと不満を貯め幸福度が下がっていく。下がるままにしておくとそのうち自分から村を出て行ってしまうので、不足しないようにしっかりと資源を集める必要がある。

 

農業関連

このゲームには四季があるので、当然季節ごとに植えられる作物も違う。

沢山の作物があるが、種まきできる季節と収穫できる季節が決まっているので、種をまいて数日で収穫できるようになるとかそういうシステムではない。

例えば小麦は春に種まきが可能で秋に収穫可能な作物だ。種まきの季節を過ぎてしまうと種まきはできないので、小麦を収穫したければ春に種まきを終わらせなければならない。そして秋になるまで待ち、秋になったら収穫作業を行う。

種をまいて収穫までの間は基本的にやることが無いので、ひたすら待つことになる。

このゲームで農業は収益性が高い。農業をやりながら他の事も出来てしまうからである。

ただし初期投資のハードルは他の追随を許さないレベルで高い。

畑仕事に必要なものはすべて自分で揃える必要がある。農具や肥料は自力で作成できるものもあるが、種だけは最初は買わなければならない。

ほぼ無一文からスタートするので金策をしてから農業へステップアップすることになる。

 

人生ゲーム要素

このゲームの大きな目的としては「永遠に続く自分の村を作り上げよう」というものがある。

主人公には年齢があり、四季が過ぎ春になるたびに加齢していく。

このゲームでは自分の村に住む住人と恋をして夫婦になり、子供をもうけることが可能である。そして自分の子供が大人になれば代替わりさせることができる。
代替わりすると操作キャラクターは主人公から主人公の息子に移り、そのままゲームが続行される。

このように永遠に続く自分だけの村を完成させる。

 

おまけ

デフォルト設定では1つの季節が3日である。4つの季節で1年なので1年には12日かかる。
最速で妻候補の女性と結婚、妊娠したとしても、子供が生まれるのは2年目の春になる。

子供が成人するまでは18年かかるので、代替わりさせようとすると19年目以上プレイしなければならない。

1日が大体25分程度なので大体1年経過させるのに6時間~8時間程度はかかる。それを20年近くプレイするので、ガチでやろうと思ったら150~200時間程度かかると思ってよいだろう。

大ボリュームではあるが、5~8年目あたりからはやることがほぼ増えていかないので、ほどほどのところで終わることをお勧めします。