Sengoku Dynasty 攻略 ~ 紹介編

Sengoku Dynastyについて紹介しようと思う。

このゲームは2023/8/11にアーリーアクセスが開始されたばかりのゲームである。

個人的に2023年で最も期待するゲームである。

はじめに

アーリーアクセスに関して

アーリーアクセスに関してよくわからない人も多いと思うが簡単に言うと有料αテストまたはβテストです。つまり未完成品。

粗削りで全部実装されてないけど雰囲気が分かる状態だからプレイして色々フィードバックしてくれといった趣旨で主にアーリーアクセスが利用される。

つまり製品版よりも少し安く売り出す代わりにバグ報告や「ここが良かった」「ここがダメだった」というフィードバックが欲しいといった趣旨。

なので完成品を期待して買ってはいけない完成品と同等のクオリティを期待するのは基本的に間違い。バグ満載で翻訳も適当だけど最低限遊べる程度で考えたほうが正しく評価できる。開発中のゲームというのはバランスもガバガバなのでバランス調整がクソだから0点とかは無しではないが本質ではない。

どんなゲームか

オープンワールドのクラフトサバイバルと村づくりが楽しめるゲームである。

プレイヤーは舞台となる島に流れ着いた漂着民である。

現地の民と交流しながら理想の村づくりを目指して開拓を行っていく。理想の村づくりを目指す中では自身のロールを決める要素もある。職人として生きる、僧として生きる、侍を目指す等のロール要素がある。

Medieval Dynastyとの違い

同じ部分

基本的なツール類、住人とのやり取り、必要な素材や資源などはあまり変わらない。

村の技術発展(設備アンロック等)方法

今作は技術ポイントで設備をアンロックするのではなく、メインストーリークエストやNPCとのコミュニケーションを通して技術を学び設備がアンロックされて行く。

Medieval Dynastyがコロニーシム系でよくある文明発展に必要な研究ポイントの蓄積で発展させていくのに対し、Sengoku DynastyはNPCとの会話や信頼を通して技術を学んでいく。

貯蔵庫の扱い

Medieval Dynastyでは貯蔵庫が無くても各種設備や家のチェストに必要なアイテムを入れておけば不満もたまらず仕事も進んでいた。

Sengoku Dynastyでは貯蔵庫のみで管理される。また区分けが細かくなっており、区分管理が厳密化されていて食料なら食料庫にしか入れられない。

  • 食料庫は食べ物のみ
  • 水貯蔵庫は液体系の資源のみ(水以外にも嗜好品の酒や明かりの燃料として使用する油もここ)
  • 木材貯蔵庫は木材と暖を取るための資源(藁や樹皮なども含まれる)
  • 倉庫は仕事で使うツールと木材系以外の資源(石や毛皮など)

仕事のアサインと実行タイミング

例えば木こり小屋で木材の調達を行う場合、木こり小屋以外に木材を入れるための木材貯蔵庫とツール類を入れるための倉庫、更に倉庫に対して石斧など仕事で使用するツールを入れる必要がある。

村人1人に対して仕事を行う設備1つを割り振り、4つまでタスクを割り振ることが出来る。仕事のタスク1つごとに使用するツールのアサインを行い、集める資源の個数を指定する。

上記の木こり小屋の場合は丸太集めのタスクだけを4つアサインすることが出来る。タスク1つで得られる資源の個数には上限があるため、沢山ほしい場合は1種類のタスクを複数個アサインする。丸太集めのタスクで言えば斧のツールが必要なので、丸太集めのタスク1つに対して1つの斧が倉庫に必要。3つの丸太集めのタスクを割り振りたいなら倉庫に斧を3つ入れておかなければならない。

仕事の成果が得られる実行タイミングは季節の切り替わり時になる。夏に仕事をセットしたら秋にならなければ成果は得られない。また仕事内容によっては複数の季節にまたがって仕事を行わなければ完遂できないものもあり、その場合は1つの季節経過で進捗率が増加して進捗率が最大になれば仕事が完了となる。

村人の生活に必要な資源の消費タイミング

季節の切り替わり時に行われる。毎日消費するわけではないので管理しやすい。

ゲームシステム

サバイバル関連

プレイヤーは体力、空腹、スタミナのゲージを持つ。適切に食料を手に入れて食べることで空腹は問題ない。野生動物の狩りで体力が減ることもある。体力が尽きるとリスポーンポイントに戻されるがデスペナは無いので一応デスルーラ可能。

四季と天候変化がある。天候変化は体温変化などサバイバル要素にはかかわりが無いが、四季の移り変わりは大きい。冬は寒くなるので暖を取るために松明が必要になったりするがプレイヤーに直接かかわりはない。あくまで住人が温かくなるための要求で必要になる。

狩猟関係

舞台のモチーフが戦国時代の日本ということで、シカやウサギ、イノシシがメインの狩猟対象。狩猟をしなくても森に生えているキノコやゴボウ、野生の果実などを集めて食べることで飢えをしのげる。

槍は装備して真っすぐ正面を突く他に投げ槍として使える。

クラフト関係

拾ったものをその場でクラフトする手作りと、各種作業場でのクラフトが存在する。

手作りでは簡素なものしか作れないが、作業場では手の込んだ製品が作れる。

建築関係

好きな形のパーツを組み合わせるタイプではなく、元から大きさが決まっている建物を建てる。土台の場所を決め基礎を建てて壁材や屋根に必要な素材を消費して建てる。

一部の建物はアンロック要素があるのでアンロックされていない建物は建築できない。

住人関係

最初はストーリーの進行で自分の村に誘うNPCが決まる。いきなり加入するのでストーリークエストを進める前に家を余分に立てておくとスムーズ。

村に加入した住人には住む場所(家の寝床)、食事、水、暖を取るための燃料などが必要。住人が資源を受け取るためには各種貯蔵庫を建築する必要がある。

ファストトラベル

あるようだが解禁条件は不明。もしかしたら未実装かもしれない。

クラフト関係

各種クラフトレシピのアンロックはストーリー段階もしくはNPCとのコミュニケーションにより増えていく。

信仰と加護

神の社に対してお供え物をするなどして信仰を示すと加護が得られる。例えば稲荷様にお供えをして祈ると稲荷様の加護が一定時間得られる。稲荷様の加護は移動速度の上昇。効果自体は地味だが有無により結構変わる。

おわりに

この手のゲームはやり始めるとやめ時が分からなくなり時間が溶けやすい。ハマればとても楽しめる反面、合わない人にはとことん合わないだろう。特に「ストーリーだけ見たい」、「最強武器作って振り回したい」というような人はモチベーション先がすぐ頭打ちになり飽きが来るのが早い。

重厚なストーリーであったり緻密な戦闘アクションなどはこのゲームではあまり感じられないだろう。もしそれを求めてプレイしようと思っているならやめておいた方が無難と言える。

このゲームの本質は永遠に続く自分だけの村を作り上げて発展させていく過程を楽しむことなので、それ以外を主目的にプレイすると思ったより楽しめず消化不良になるだろう。