Valheimで現在開催中のチャレンジイベント『Trail Of Tyr』で設定しなければならないハード難易度での進行について記載しています。
プレイヤー毎の得意なスタイルがあると思いますのでこれが最適だとは思いませんが、私なりに楽に進めそうなやり方を記載しています。
ネタバレを含みます。
はじめに
平地を終えると次は霧の地となる。Seed偵察をしていたとしても霧の地はかなり厳しい。それはダンジョン内のランダム要素が絡んでくるからである。
- 封印破りの個数が足りるか
- 漆黒核は足りるか
この2つは通常難易度で普通にプレイしていても結構大きい壁になる。霧の地はダンジョン探索以外にもやることがあるので気を緩めずに進めよう。
霧の地のスピード攻略ではダンジョンにランダムで配置されている「封印破りの断片」を9個集めて封印破りを作成するのに最も時間を所要します。霧の地のダンジョンは黒い森や沼ほどたくさん生成されない傾向にあるため、巨大な霧の地でもダンジョンは5個しかなかったということはザラにあります。封印破りの断片も例にもれずランダム幅が結構大きいので1か所から4つ出たり1個しか出なかったということもあり結構マチマチです。
霧の地
霧の地は平地が多く生成される範囲(私は平地ゾーンと呼んでいる)の外側に多く見られるバイオームになる。霧の地は切り立った岩場の群島のような構造になっていることが多く、上陸を拒む険しい崖が大部分を占めるため上陸位置の選定から入る必要がある。
霧の地に持って行くもの
霧の地では様々なものが手に入るが装備を作成する設備も新しい種類のものが増え、新しく追加された設備での加工や作成が大半を占める。これらの設備の素材はポータルを通すものが殆どであるが、現地に素材を持ち込んで生産設備を作るのも一考の余地がある。
霧の地の攻略段階で使用する黒い金属の棒の用途と個数
- ガルドルのテーブル:10個
- エイトル精製所:5個
- 樹液採り:5個
- 黒金属のツルハシ:20個
ツルハシはユグドラシルの枝があれば拠点でも作成できるので考えなくてもいいのだが、樹液採りの為に最低でも黒い金属の棒をいくつか運ぶ必要がある。基本的に霧の地は海から上陸することになるので船を使うしかなく、金属を少数持って行くのもそれなりの数を持って行くのもぶっちゃけそこまで変わらない。ただし霧の地はウィスプライトを装備しながら移動する関係上メギンギョルズを装備出来ない。
霧の地に持ち込む黒い金属の棒は持ち運びしやすい個数を考えると5個か10個がいいだろう。現地で樹液を取りつつエイトル精製所で精製エイトルを作ると拠点の設備を傷めずに済む。
霧の地の簡易チャート例
- 霧の地に上陸してドヴェルグの拠点を見つける
- ドヴェルグの拠点の守護石を破壊するなどして安全にドヴェルグの抽出機を手に入れる
- 精製エイトル必要数分の軟組織を集める
- 樹液採りを古代の根に設置する
- ダンジョンを探して「漆黒核」を5個集める
- エイトル精製所を設置して精製エイトルを必要数分手に入れる
- 装備を作成
- 再度ダンジョンを探索して「封印破りの断片」を合計9個集める
- ガルドルのテーブルを設置して封印破りを作成する
- ボス位置に移動して入り口の封じられた扉を封印破りで開ける
- ボスを倒す
このチャートでは漆黒核よりも先に時間のかかる樹液採取と精製エイトルの作成を進めています。逆でもいいですがその場合は樹液を集めて精製エイトルを作成するために追加の時間をかけることになります。また、核の集まりが悪い場合には必要数の精製エイトルを作ってエイトル精製所を破壊し、エイトル精製所の漆黒核をほかに回すこともできます。
オススメ作成物
設備関連
- エイトル精製所、ガルドルのテーブル、黒の炉
- 臼と杵
装備関連に関してはチャートによってつくる装備が違うと思います。封印破りとデモリッシャーを作る想定の構成です。
臼と杵を設置することで大鍋は最大Lv5に到達可能です。ここまで農業をやってきた人はパンやロックスのパイよりも強力な食事が可能になります。
霧の地はヨトゥンパフを使用するHP料理やスタミナ料理が多いので、ヨトゥンパフを農耕により増やすのがいいでしょう。
装備
- 悪臭玉
- 着弾位置に「毒付与するガスフィールドを生成」する玉を投げつける
- 敵に直接投げ当てるよりも周囲の地形に向けて投げたほうが有効
- 鹿砕き(最高品質推奨)
- デモリッシャー作成前はダンジョンで使用する
- この段階まで来ると最高品質でも威力が物足りなくなるのでなるべく強化したい
- デモリッシャー
- 鹿砕きから換装する装備品
- クィーン戦とダンジョンで活躍する
- 星無しティックと幼シーカーを一撃粉砕できるので非常に楽になる
- 羽根のケープ
- 落下ダメージがなくなるので精製エイトルが余るならぜひ作りたい
- 未強化で問題ない
- ふんわり落下になるため戦闘で素早いジャンプ着地をしたいなら付けない方が良い
- 甲皮のバックラー
- 未強化でロックスをパリィ可能になる
- クィーン戦に備えてロックス狩りで楽をしたいならおすすめ
- 最高品質まで強化すればシーカーも余裕を持ってパリィ可能
- 木の根のハルネスク(品質3以上推奨)
- 刺し耐性は霧の地でも有効
- シーカーの片腕での攻撃は刺し攻撃となっているため、甲皮の胸当てを装備するよりも大きくダメージを減らせる
- グャルと戦うときには火耐性ワインを使用しないとダメージが大きいので注意が必要
- クィーン戦ではシーカーとも戦うことがあるので割と重要
- フロスナー(品質3以上推奨)
- シーカーとシーカーの兵士は物理耐性を持つので正面から物理武器で殴り合うのは不利
- 凍結属性値が高いフロスナーならば正面から殴り合っても十分なダメージが見込めるうえ、1度攻撃を当てれば移動速度が低下するため追撃も楽になる
- ミストウォーカー
- 十分な鉄とウィスプを集めるならばこちらもオススメ
- 剣スキル1だと流石に威力が低いのでフロスナーの方がスタミナ効率が良くなる
- 霜の矢
- 凍結属性値がそこそこ高いのでシーカーの兵士相手に正面から打っても45~60程度のダメージになる
- グャルにも刺さるがグャルは針の矢や甲皮の矢の方が安定してダメージが高い
- 針の矢、黒曜石の矢、甲皮の矢
- 主にグャルとウサギ狩り用
- 材料と相談してどれを使うか決めるのがいい
- 甲皮の矢は黒の炉が無ければ作れないが針の矢を超えるダメージを持つ
- 木の矢でもいいが木の矢よりはこれらの方がダメージが高くオススメ
- 甲皮のボルト
- 石弓用のメインボルト
- 骨の矢はダメージが低すぎてドラウグルの牙に針の矢の方がDPSが高い
料理
- 焼いたシーカー肉、焼いたウサギ肉
- 焼いたロックスパイ
- パン
- 極上霧兎
- サラダ
- 肉料理
- クラウドベリー
- 狼串
- 魚の包み焼き
- 血のプディング
- シーカーのアスピック
- キノコ詰め
- ユグドラシル粥
- 蛇のシチュー
- 鶏肉の蜂蜜焼き
ダンジョンやフィールドにシーカー系が沢山いるのでシーカー肉はいっぱい手に入る。ロックスの肉はこの段階では焼かずにシーカー肉を焼いて食べるのがいい。ロックス肉は全てロックスパイにするのも良いが、肉料理にしておくとクィーン戦に備えられる。農業で余ったニンジンは極上霧兎に使うと少ないウサギ肉を効率的に使用可能。
サラダは強力だがタマネギとヨトゥンパフを使用するので出来れば栽培したい。
狼串と魚の包み焼きは素材が許せばといったところ。スピード攻略をしているとどうしてもメインが沼で供給量の多かったソーセージになりがち。魚は釣らなくてもテトラの釣れる地底湖の配置が良ければ通路に打ち上がっているので拾えることがある。その場合は都度通うなら結構溜まる。
魔法杖を使うのであればエイトル補正料理はある程度作っておきたい。シーカーのアスピックとユグドラシル粥の2種食いが最良だが、大麦が足りていなければユグドラシル粥の代わりにキノコ詰めを使用することになる。カブをすべて使いきっているとここで困るので注意。
蛇のシチューは夜に鉱石運搬のために航海していると蛇との遭遇率が少し高まるので1体くらいは蛇を倒すこともある。スピードランでは蛇が出ても無視する場合も多いのでこの辺は食料との兼ね合いになるだろう。ロックスパイがロックス肉を2個使うのに対し、蛇のシチューは蛇肉を1つ使うだけなので狩ることが出来れば数はそれなりに作れる。
鶏肉はヤグルス討伐後に商人ハルドールから卵が購入可能。これを2個買って孵化させ、ひたすら増やしまくることでようやく食用にできる。卵が1個1500コインなので半端なく高い。平地のヒルディル関連ダンジョン「封じられた塔」の最深部のチェストにも入っていることがあるのでそこから集めるのが手っ取り早いが、そこまでする労力はスピードランには存在しないのでやはり不向き。
その他
- 毒耐性蜂蜜酒
- クィーンは一部毒付与付きの攻撃を持つ
- ダンジョンのチェストからも手に入るので本当に足りない場合のみ作るのがいい
- 超健康蜂蜜酒、極健康蜂蜜酒
- HP回復は重要
- 極を使うかはお好み
- 持続スタミナ回復蜂蜜酒
- ボス戦では常用したいレベル
- 回復倍率は休息済みのバフと乗算にならず加算になる
- 封印破り
- 封印破りの断片9個で作成可能
- ボス場所の封じられた門を開くのに必須で使ってもなくならない
- ボス戦初回は召喚アイテムが要らないのでこれが召喚アイテム代わり
注意すべき敵
ほぼ全部と言って差し支えない。草原や黒い森にいる鹿と同じように近づくと逃げる「野兎」は害が無いが、それ以外はいずれも強力な敵となる。
シーカー
刺し・斬り・叩きに物理にわずかながら耐性を持つ。凍結や火などの属性ダメージには耐性を持たない。耐性はわずかとはいえ、10%程度軽減されるだけで平地と比べるとかなり厄介。
飛行が可能なので歩いて登ってこれないところからの遠距離攻撃に頼った戦い方は不可能。
群れて行動することが多いので悪臭玉による範囲毒付与が効果的に決まる。
デモリッシャーを使うと1撃で怯むことが多い。怯んだところに悪臭玉の追撃をしても良いし、更にデモリッシャーで追い打ちするのも良い。
行動パターンは左右どちらかの前腕での突き刺し攻撃と両腕の吹っ飛ばし攻撃の繰り返し。ふっとばしを使った後は左右の片腕の攻撃を2回順番にしてくることが多い。飛行時は着地しながらふっとばし攻撃をしてくる。
ふっとばし攻撃は高所から落下しての落下ダメージや敵集団の中に押し込まれるなど危険なことになることが多いのでフィールド・ダンジョン共に基本的に食らってはいけない。ガードやパリィをしても大きく吹き飛ばされるのでローリング推奨。
左右片腕の突き刺し攻撃は刺し属性なので木の根のハルネスクで軽減可能。木の根のハルネスクは刺し50%軽減を持つためハード難易度では一気にダメージが下がる。
シーカーの兵士
お尻以外の部位が物理攻撃に対して耐性を持つ。お尻が弱点で全属性が弱点判定になる。ノックバックの大きい「頭突き」、頭突きとモーションが似ている「噛みつき」、範囲ダメージを発生する「ストンプ」を順番に行ってくる。ストンプの際には向き直りをしないのでそこで横ないしは背後に回り込んでお尻部分に攻撃を入れるのがいい。
フロスナーや霜の矢にの凍結属性を当てれば移動速度が下がり、効率的に背後に回り込んで攻撃可能。
ストンプと頭突きはユグドラシルの若枝を切り倒す性能がある他、石化した骨も粉砕する。黒大理石の建築物も簡単に破壊してくる程度のダメージを与えるので要注意。
グャル
スピード攻略なら全無視したい相手。HPが多くいティックをばらまくお邪魔キャラ。
出来ればドヴェルグの拠点に誘導してドヴェルグに倒してもらうのがいい。爆撃に備えて火耐性ワインがあると爆撃の火ダメージ部分は大幅カットできる。爆撃は「叩き属性」と「火属性」の複合ダメージになっているため、火耐性を飲んでも爆撃が直撃すると大体死ぬ。火耐性ワインは着弾時の爆発部分に対して効果が大きい。弾そのものは物理判定があるので受けないようにする。
ティック
主にフィールドの「石化した骨」の周囲に固定配置されている。ダンジョンでも出会うがこちらは星付きが配置されていることがある。
悪臭玉1個でほぼ全滅可能。デモリッシャーが完成すれば星付き以外はほぼ雑魚になる。
クィーン戦
入口籠城での戦い方
基本的に入り口部分に籠城して戦うのがいい。入り口部分から少し出た位置で待ち受け、クィーンが近づいてきたら入り口部分に戻りデモリッシャーで攻撃するのを繰り返す。
時短のための副次的な攻撃手段としては1Fフロアに精製エイトルをいくつかドロップしておくと精製エイトルから発射されるビームがクィーンに当たって毒付与され、霧の向こうでも若干判別しやすくなる。
かなりチキンプレーではあるが、それでも雑魚呼びで沸くシーカーが居るため油断はできない。ここまでに余った悪臭玉があるなら雑魚呼びのシーカーに当てて素早く殲滅する。
クィーンが穴掘り移動でどこかに消えてしまった時が一番厄介。マップは階段のある多層構造になっているため最上階から卵ブレスされると大体よけきれない。細心の注意を払って索敵しよう。弓などを1Fから上階層の床に打ち込み、敵にわざと察知させて呼び寄せるのも有効。
上層で魔法物理複合による戦い方
落下死しないだけのキャラコンが要求される。また羽のケープを作成する場合は精製エイトルが余分にかかるので最小限構成に比べると精製エイトルの個数分タイムロスにつながる。
最上層とその1個下の層はグルグル周回できる作りになっているので逃げながら戦う。残り火の杖で遠距離攻撃し、シーカーと幼シーカーは残り火の杖以外にもデモリッシャーやフロスナーなどの物理も交えて残り火の杖を使うためのエイトルを温存する。
基本的にクィーンには残り火の杖で攻撃する。「卵ブレス」と「タックル薙ぎ払い」と「首伸ばし噛みつき」のリーチが長いのでそれを見て対処できるだけの余裕が必要になる。
おわりに
『Trail Of Tyr』はクィーンを含むすべてのボストロフィーを犠牲の石に掲げれば攻略完了となります。現在開催中のイベントは9/19日までの開催であるため残り期間はぼぼないですが、今後再び開催される可能性はあるためその攻略の一助となれば幸いです。