Steamで発売されたドラゴノーカについて紹介したいと思う。
和製ジェネリックStardewValleyといった感じのスローライフ系箱庭ゲームである。
どんなゲームか
元々このゲームはDLsiteで販売されていたが、Steam版対応ということでSteamに後から出てきたゲームである。
グラフィックはWOLF RPG Editorがもともと2Dチップの配置でゲームを組み立てていく方式なのでドット絵のような感じ。
色々な要因により人が地上に住めなくなって、巨大なドラゴンの背中に町や村を作って生活するという世界観。
プレイヤーキャラはドラゴンの1体であるグラント―タスの上で目覚め、そこからグラント―タスの背中で村づくりをしていく。
住人はプレイヤーの他に一人と妖精1匹しか居ないが、村の発展にしたがって徐々に増えていく。
世界にはドラゴンに害をなす巨大なモンスター「巨獣」が徘徊しており、それに対抗するためにグラント―タス用の武装を作り、「巨獣」を討伐できるようになる。
村づくりの傍ら、「巨獣」対策のために採掘をしつつ農業や畜産などを行うといった感じでスローライフと言いつつ全然スローではない忙しい感じになりがち。
それでもやった分だけ成果が目に見える形で反映されて行くので、時間を忘れてプレイできるゲームである。
ゲームシステム
素材集め
各種ツールもしくは素手で行う。ツールに対応したオブジェクトがあり、木は斧、建築物はハンマーといった感じで対応したツールで集めると効率よく集められる。集めた素材で建築やクラフトをしていく。
建築関連
主に「壁」「床」「扉」「屋根」を配置して作成する。地面がマス目状に区切られているため、滑らかな斜めや曲線の建築物は基本的にはできない。
壁を作り、出入り口となる扉を付けて最後に屋根を設置したら外観は完成。床を張らないと草や木が生えてきてしまうので、床張りをしておく。
住人用の家として作る場合はある程度の家具も必要。ベッドや椅子、机、収納用の箱やタンスなどを配置すると住まわせたときに「〇〇が足りない!」と言われずに済む。
住人関連
主に職人が移り住んでくる。「鍛冶屋」「農家」「畜産家」「調合士」「料理人」「漁師」などが居る。
勝手にやってくることは無く、1日1回飛竜に乗ってやってくる行商人が移住候補者を挙げてくれるので、好きなキャラクターを受け入れる。
各職人を受け入れても家が無ければ何もしてくれない。あらかじめ家を建てるか、受け入れてその日のうちに家を建てるなどする必要がある。
住人の家に住人を住まわせると、仕事の依頼やアイテムの購入ができるようになる。
ゲームが進行すると住人ごとに様々なイベントが発生する。
ゲームをナビゲートする妖精が居る。イベントでちょくちょく土下座するのが可愛い。
ドラゴン関連
世界にはプレイヤーキャラクターの暮らす「グラント―タス」以外にもドラゴンがいる。各属性のドラゴンが1匹ずついる。グラント―タスの他のドラゴンが接近してきても基本的に戦闘や災害が発生することは無いが、ドラゴンの属性により気候が変動する。火のドラゴンが接近した場合は火のドラゴンの環境になるため、普段では育成できない作物が育ったり木が生えたりする。
農業や畜産関連
農業や畜産は職人を住人として受け入れてから本格的にできるようになる。
種や卵を職人から購入してそこから育てて増やす。
種はゲームが進行すると作物から種を精製する仕組みができるが、それまでは基本的に毎回種を購入して作付けを行う。作物は毎日水やりしないと成長が止まってしまう。
畜産は卵から孵った幼獣から餌を与え、成長させる。オスとメスが居てオスは成長するとアイテムを生産し、メスは卵を産む。1日1回ナデナデをしておくと機嫌が良くなり、成長した後は生産アイテムの品質が良くなる。
おまけ
このゲームはキャラクタークリエイトシステムがある。
何も手を加えていない状態では受け入れられる住人の数には限界があったり、好みのグラフィックでない場合もあるだろう。
キャラクターの追加や編集ができるので、カスタマイズすることもできる。
詳しい仕組みに関しては割愛するが、ノーマルの状態で楽しんだ後にカスタマイズして更に楽しむのも良いだろう。