Survival: fountain of youth ~ 紹介編

Survival: fountain of youthの紹介をしようと思う。

このゲームは大航海時代カリブ海を舞台にした1人称視点のオープンワールドクラフトサバイバルゲームである。

このゲームは現在早期アクセス中です。本稿の内容がそのまま正式リリースとならない場合があります。

はじめに

戦闘面や探索面に比重を置いたサバイバルゲームは数多くあるが、生き残りをメインに据えつつ探索を進めクラフトで全てを賄っていくゲームはそうそうない。

このゲームはまさにそれで、ほぼ所持品なしの状態で砂浜に漂着するところからスタートする。Conan ExilesやARKも似たような感じだがあちらは探索と戦闘に比重が置かれていて探査場所に応じた装備やアイテムをクラフトして進んでいく感じに近い。

このゲームはクラフトや物資の運搬などの雰囲気はThe Forestに似ているがよりサバイバル方面に比重を置いている。

背景ストーリー

史実として大航海時代に「フアン・ポンセ・デ・レオン」という人物が「若返りの水」と呼ばれる不思議な力を持つ水の探索に3隻の船で出かけたというものがある。

この航海の成果がフロリダに上陸して北米大陸が見つかるというのが史実なのだが、本ゲームではカリブ海のとある島々に上陸して軽い探索を行った後、船で出て行った後にプレイヤーが入れ違いで漂着するという感じの内容。

島に残されているかもしれない「若返りの水」や「生命の泉」を古代文明の痕跡を辿りながら探索していくのがゲーム中のメイン骨子となっている。

ゲームシステム

単独での生存技術を伸ばしていく方面に比重が強く置かれている。

気絶と死

ゲームを始める際に死亡するまでの気絶回数を難易度として設定できる。無限の設定であれば問題ないが、有限回数の場合は注意が必要。

水が足りなくても気絶、食料が無くても気絶、HPが無くなっても気絶する。気絶回数が有限の場合、残り気絶回数がゼロになった瞬間プレイヤーは死亡しゲームオーバーとなる。ゲームオーバーになるとそのスロットのセーブデータ自体が消去される。

サバイバル要素

水や食料の不足だけでなく蛇やサソリの毒、虫刺されや日焼けなどプレイヤーの生命を脅かす要素は敵対生物以外にも非常に多岐に渡る。

  • プレイヤーステータス
    • 水、食料、エネルギー、スタミナの4種類
      • エネルギーは眠気とも連動しているので実質活動限界時間と言い換えてもいい
  • 行動による時間経過
    • ほぼすべての行動で時間が経過する
    • 採取やクラフトはもちろんのこと、火起こしですら普通に30分単位で時間が経過することが多い
    • 焚火の燃料時間に気を付けないと調理に必要な時間に燃料が足りないなんてこともある
    • 経過する時間を考えて採取やクラフトを行う必要がある
  •  水
    • 最初はココナッツを割って中身を飲む
    • 雨水回収の施設が出来れば雨の時に雨水を溜められるようになる
  • 食料
    • 果実と野生動物の肉と魚がメイン
    • 時間を置くとほぼすべての食べ物は腐ってしまう
    • 施設やツールが充実すればより豊富な食材が手に入り食べ物も豊かになる
  • 健康
    • 病気、毒、怪我などに気を使う必要がある
    • 水と食料と寝床があれば寝ているだけで自然治癒する可能性もある
    • それぞれに対応した薬品をクラフト可能で症状にあった薬品を作ることで早期に治療可能
    • 放っておいたり何度も同じ毒を受けたりすると症状が悪化し治りづらくなる
  • 衣服
    • 最初は日射しを守るために必要
    • 衣服が何もない状態では日焼けになり重度の日焼けになると生命に危険が及ぶ
  • 焚き火
    • 食料を調理する他に薬品づくりにも必要
    • 火を起こすための火起こし道具、種火となる燃えやすいもの、燃料がそれぞれ必要
    • 火を起こした後も燃料をしっかりくべなければすぐに火は尽きてしまう
  • 寝床
    • 安全な場所での睡眠はより多くの回復力をプレイヤーにもたらす
    • 葉っぱを敷いただけの簡素な寝床からしっかりとした木組みの寝床までたくさんの種類がある
    • 寝床なしで地面に寝ることも出来るがその場合は回復力が低くなる
  • インベントリ
    • 重量システムがある
    • 所持重量をオーバーすると身動きが取れなくなる
    • リュックや荷車などで補助することが可能
    • 集めたアイテムを保存しておくチェストもあるが、石など重いものは野ざらしでもいいかも
  • 地図
    • 探索の舞台となる島はどこに何があるのか最初は分からない
    • 高い場所にのぼりそこでマッピングを行うことで周囲に眠る様々な資源や地形の把握ができる
    • 天気が悪いと見通しが利かず地図作製はできない
  • 昼夜の時間
    • 日の光が届かない場所では暗いためクラフトや建築時に怪我をする可能性がある
    • 焚火を付けて明かりを確保したり夜はすぐ寝るなど工夫が必要

クラフト要素

多くのものが作って終わりではなく耐久値が設定されている。また耐久値は素材を消費して修理することである程度回復するが、修理するたびに耐久値の上限が少しずつ減っていく。

  • 採取道具
    • ツルハシやナイフなど
    • 最初は枝と石から作るものが多い
    • 絶海の孤島だけあり海産資源も豊富
  • 武器
    • 長い棒を加工した木製槍や骨を加工したナイフなど様々ある
  • 衣服
    • 強い日差しから身を守るほかに丈夫な防具なら外敵から身を守るのにも使える
  • 作業台
    • ツール作成や木工用など用途によって作業台は分かれている
  • サバイバル道具
    • 縄や火起こし道具、雨水をためるための回収施設、雨水をためておく容器などがある
  • 家の建築
    • 最初は道具も少なく木から採取できる恵みが重要なので手が全く回らない
    • ある程度余裕が出来たら丸太を運ぶための荷車などを作って本格的に伐採と運搬をして建築物資を集めて建築することになる
    • 大規模な建築をしてもいいが島自体は小さいので取り尽くしてしまうと後が怖い
    • 探索可能な場所は最初に漂着した島だけではない
    • 海へ乗り出す準備が万全になったら冒険に出かける勇気が試される
    • 最初の島に留まり続けるか海へ乗り出すかはプレイヤー次第というところも面白い
    • 船にも修理キットが存在するため作って終わりというものではない模様
    • 波止場があれば島から島の航海はファストトラベルで省略可能

戦闘

野生動物が中心。動物は縄張り意識がかなり強い。鳥であれば巣に近づくだけで上空から滑空攻撃をしてくる。

攻撃が来る直前でガードをすればダメージを防げる。何度も傷を受けると重症になるのでなるべくダメージを受けずに倒せるようになると嬉しい。

序盤は縄張りの外に出てしまえば長距離を追ってこない。無用の戦闘を避けるためにも逃げるという選択肢を常に抑えておくのが重要

チャージ攻撃

攻撃ボタンを長押しするとスタミナを消費し続ける代わりに強力な一撃が放てる。敵の攻撃に合わせることでカウンター攻撃となり攻防一体の技になるがタイミングが難しい。ワンパンで倒せる威力の武器を作って武器威力に合った動物と戦ったほうがやりやすい。

ハイディング

スニークでハイド出来る。動物に気づかれてしまうとしばらく興奮状態になるのかずっと威嚇し続けるのでその前にハイドして気配を少なくする。

気づかれていない敵に攻撃を加えると奇襲攻撃となりダメージが伸びる。最初は難しいが向きを意識することでやりやすくなる。

探索

島の様々な場所を歩き回ってマッピングを行い、古代文明の痕跡を辿って若返りの水を探すことが漂着した島でやるべき中心となる。

そのためにも効率よく食料や水を集められるようになっておきたい。

マッピングで作成した地図は自動で書き込まれるほかにカスタムマーカーをプレイヤーが独自に設置できる。

おわりに

かなりサバイバルに比重を置いた内容となっているため、最初は水や食料集めと毒や病気対策に翻弄されてほとんど進まないかもしれない。

それでもゲームに慣れてくると徐々に探索範囲を増やしてより多くの素材を集められるようになる。素材が集まってくればより多くのことにチャレンジできるようになるため、モチベーションも上がりやすい。

ジリ貧から挽回するための手段は常に用意されてはいるが、工夫と先を見越した判断が必要になる場合も多い。

やってみると時間泥棒のゲームだと分かるが、ぜひプレイしてみてほしい。